自民党政調会長稲田朋美さんへの手紙。(君は、福井新聞「福井の孤独死」を参照したまえ)

福井新聞(オンライン版・11月17日)を読んでいたら、福井県での「孤独死」についての記事がのっていました。
「特殊清掃業者が見た孤独死」というタイトルです。
僕は、「特殊清掃」という言葉を初めて聞きました。
「特殊清掃」というのは、人が亡くなり、遺体を片付け搬出後、その方が住んでいた汚れた部屋を清掃し原状に戻す業務のこだそうです。
山積みのごみ袋から悪臭が漂い、布団は体液の跡で人型にくぼんでいる。・・・
そして10月の現場。福井県内のアパートの大家から依頼を受け、従業員が駆け付けた。両側を空き部屋に挟まれた2階の一室。遺体は警察が運び出し、現場には体液が染みた布団、ごみ袋、床をはう大量の虫が残されていた。……
こういう現場なようです。
特殊清掃をする業者さんが、「孤独死」の現実を見ています。
誰にも、知られず死んでいく、そして、暫くして誰かに発見される「孤独死」。
東京や大阪では、孤独死は、よくあることです。僕自身も実際に見聞きしましたことがあります。
物凄い尿や便の臭い、フトンの残骸。衣服の散らかり。食べ掛けのゴハン。
僕が驚いたのは福井県でも、結構孤独死があるんだ、ということでした。
稲田朋美さんの地元福井は稲田さんご自身がおっしゃるようにおそらく地縁血縁関係の濃いところだと思います。
ですから隣近所との付き合いも厚く濃い、また肉親縁者も近所に住む地域共同体の結合が強い地域なのであろうと思っていました。
ですからそのような地域において孤独死がそんなに見られると思いませんでした。
しかし福井新聞の11月17日付け記事によるとその清掃を担当した業者さんは1年に10件位扱っているということです。
身寄りなく亡くなる方、地縁血縁とつながりたくない、繋がりたくても繋がれない方が、福井でも相当数おられるということです。
相続問題、お金、生活苦……。家族がない人。
この数字を多いとみるか、たいして多くないと見るか、人によりけりでしょう。
また、福井は、良いところだから、あげつらうな、という見方をする人もあるでしょう。
ただ現実にいろんな状況条件の人びとがいて、すべての福井の人が、できるだけ最期まで穏やか住めることが願いでしょう。
そのためには、為政者は一人一人を大切にするという日本国憲法の意味をかみしめ、実現していくことが大事だ、と思います。
これに対して、稲田朋美さんは、福井には、茶髪の子もミニスカの子もおらず、ひたすら君が代を一生懸命歌い、地縁血縁の中で生き続ける、こんなことが、理想のようです。
地縁血縁ネットワークこそが本当に大事だ、それを壊すものは、家制度を破壊し、「家督相続制度」を破壊し結局、天皇制を崩壊させる。そういうお考えのようです。
しかし人の人生、生き方について、国家が関与干渉して、国家の言うとうりに生きない人間は、国民ではない、と決めつけるかのような、「公務員」(国会議員です)は要らないです。
日本はもっと柔らかな国だと私は感じていました。
家督相続制度を維持し、長男子相続制度により、オンナなんかに相続させない、という制度が素晴らしい、という意見の方(渡部昇一氏)と対談し、反対しないだけでなく、賛同されているあなたは、司法試験で何を学び、合格したのでしょうか?
ただの試験だから、暗記マシーンで覚えて、受かれば勝ち、ということでしょうか。
なんのために弁護士をされていたのですか。
国家主義民族派の宣伝のためですか。
あなたの主義主張にケチをつけるつもりはありません。
ただ、現実から、出発して、柔らかなこころと言葉を持って、福井に住んでみてください。おそらく違うモノが見え、感じられるでしょう。
ただの選挙区としてでなく、市井の人として。

(福井新聞オンライン11月18日引用)
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参考
福井県人口      78万5000人
           世帯数  28万1,000世帯

最大の市: 福井市  26万6,000人
                坂井市    9万1,900人
                越前市    8万5,000人
(参考 )群馬県人口 194万1,000人
(ここで、孤独死の数を考える参考です。統計的意味はないですが、感覚的なものです。)


以下は稲田朋美自民党政調会長の対談が出ている本です。

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