〈元・陸上自衛隊東部方面総監ロシアスパイ事件〉 : 現役高級幹部・陸上自衛隊富士学校長が関与というのは本当なのか? (「Business Journal 」の記事より。)その2


ロシアスパイ事件で、ロシア大使館駐在武官(大佐)に対して情報(教範)を渡したとされる泉一成 元・東部方面総監に協力者がいた。その協力者5名も、起訴されることになっている。(新聞の記事より)

さらにここに来て、陸上自衛隊富士学校学校長が起訴されるのではないか、という公安情報が出回っているらしい。ビジネスジャーナルが伝えている。
以上が前回までのブログでお伝えしたことです。

今回はまず、陸上自衛隊富士学校というところが何をするところか、お伝えしたいと思います。
(以下、自衛隊富士学校HPより引用)
■富士学校の任務
普通科、特科及び機甲科並びに普通科部隊、特科部隊及び機甲科部隊の相互協同に必要な知識及び技能を修得させるための教育訓練を行うこと。
■その他の任務
  1 防衛・警備、及び災害派遣
  2 普通科中隊を基幹とする訓練の統裁及び評価分析
  3 東富士演習場の使用統制及び管理等
(以上、引用終わり)
要するに、戦車、装甲車、大砲の使い方、歩兵の動かし方、陣地の形成、そういった陸軍の基本的な戦略戦術を実際に経験しながら、訓練するところ、です。

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防衛省富士学校HPより:

富士学校ではこのような戦車、装甲車、大砲などを使って実際に動かして陸軍の基本的な戦闘訓練をするのです。

ではこのような学校すなわち軍事教習所の責任者はどのようなヒトでしょうか?
富士学校の性格が陸軍の基本的な戦略戦術の研究およびその実践での利用であるならば 、富士学校学校長が陸上自衛隊(陸軍)の基本的な戦略戦術について知悉してるのは、当然です。さらに自分の行動がどういう軍事的意味を持つか外交的意味を持つか、教えられ、考え抜いているはずです。
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(現在の「富士学校長」の経歴。富士学校のHPより。)

とすると富士学校の学校長が元上官の依頼とは言え、秘匿性の強い軍事情報を渡すとは思えません。
まず、東部方面総監を経験した人が退職後とは言え、高い立場にある元部下を利用して元部下を窮地に陥れるような情報(教範)を取得させるとは思えません。
現にこの「教範」は、秘匿性が低いと思われる。ネット上でも見つけられるし、自衛隊の売店で容易に手に入るものらしい。また泉氏は、ロシア駐在武官から、日米合同演習に関する資料の提供を要求された際にはその提供を断ったと言われています。
ということは、泉氏は、秘匿性が低い情報提供し、ロシアから情報受け取ろうとしていたと考えるのが合理的ではないでしょうか。
そしてその情報収集活動に富士学校学校長も関与していた。とすると、陸上自衛隊自衛隊ぐるみで情報収集活動を行っていたと考えるのが、合理的だと思います。
ところがある時点でこの自衛隊のスパイ情報収集活動を遂行するのは不都合になった。ロシア側にばれた。あるいは、ロシア側がばらした。それとも米国政府、米軍、日本政府、防衛省の内部で誰かが何らかの理由でストップかけた。そして公安当局を使ってこのスパイ事件を表沙汰にした。

そうすると単純に警視庁公安部、警察庁vs防衛省の戦いと考えるのは早計ではないでしょうか?ビジネスジャーナル編集部の記事、公安部担当記者の発言自体、何らかの意図を持って流されている、と考えるべきでしょう。

参考
「ビジネスジャーナル」11月30日付記事:

最後に。私のこのブログでの記事は、「ビジネスジャーナル」の記事を前提にしています。ですから、今のところ、富士学校長が「スパイ事件」に関与していたか、私はウラ取りできていません。ただ、公務員の活動に関する記事であり、その行動を検討することは、問題ない、むしろ推奨されるべきだと考えています。

参考(再度、掲載します。)
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