「北朝鮮核実験」後の東アジア情勢、日本支配層においしい緊張関係

北朝鮮・韓国国境線の状況、米中の関係について
《読売新聞(=日本支配層)の見出し》より

北朝鮮・韓国関係においては、
『南北境界、緊張高まる…北朝鮮は前線部隊を増員』

米国・中国関係においては、
『(中国の対北朝鮮政策は)「機能していない」…米、中国の対北政策を批判』


⑵【米中の国務長官外相会談ポイント】
①米国のケリー国務長官と中国の王毅ワンイー外相は7日に電話会談した。
②米中は対北朝鮮制裁を強化する新たな国連安全保障理事会決議に向け、協力する方針を確認した。
③ケリー氏は会談後の記者会見で「中国のやり方は機能しておらず、今までのように続けることはできない」と王氏に伝えたことを明らかにした。中国側に対北朝鮮政策の見直しを要求した。



⑶ 【米側の主張=グローバル資本主義サイドの政治的・軍事的主張】
 カービー米国務省報道官は7日、「中国は間違いなく平壌との関係があり、影響力がある」と述べた。北朝鮮経済の生命線は中国が握っており、制裁の実効性も中国の政策次第だ。北朝鮮の貿易総額は2014年に約100億ドル。その約9割を対中貿易が占める。

 北朝鮮の核・弾道ミサイル開発に対する国連安保理の制裁決議は06年以降4回採択された。人、物、資金の遮断を主眼に、「武器禁輸」「船舶の貨物検査」などを国連加盟国に義務付ける内容だ。適用対象は段階的に拡大されている。ただ、貿易や投資など経済活動の制限、原油や食料の輸出停止など、より直接的な締め上げが可能な内容ではない。国連安保理で拒否権を持つ中国が圧力強化に慎重な姿勢を保ってきたことが大きい。

 中国は既存の安保理決議についても「十分に履行しているとは思えない」(外交筋)と指摘される。12年には中国が長距離弾道ミサイルの運搬・発射に利用できる特殊車両を北朝鮮に輸出していたことが発覚した。

 中国は今回、「核不拡散体制の堅持」を強調する。船舶の貨物検査など、これまで消極的とされた制裁の履行に積極的に応じる可能性はある。だが中朝国境地域の安定維持という原則は変わらず、制裁強化への協力には限界があるとみられる。中国は「中国の対応が不足と言うなら、関係国はどれだけ建設的な努力をしてきたか、胸に手を当てて自問すべきだ」(外務省報道官)と反発も見せている。


有効な経済制裁に消極的な中国へのいらだちを示し、今後は容認しないとの方針を表したものと言える。中国は今回、国連安全保障理事会決議を通じた一定の追加制裁に同調する姿勢だが、実効性のある制裁に応じるかどうかは不透明だ。
(2016・1・9以上、読売新聞参照)

【意見】
日本支配層にとってこんな「おいしい」話はない。
勝手に緊張関係がもたらせられた。それでいて本当の緊張感がない。安保法制後、お試しオペレーションができて、張り切っている。憲法改正を堂々と主張できる。(苦笑)
ニューヨークダウの株価が下がったのも、北朝鮮のせい、にできるし、東証の株価が下がったのも北朝鮮のせい!。財界に説明しやすい。国民にもシラを切れる。

アメリカは、中国に政策要求を堂々とできる。他国に支配を行使する良い機会。

われわれには、なかなか手はない。日本支配層・政府に対して、情報開示、自衛隊の部隊配備状況開示、「韓国への邦人救出」名目の派兵阻止、などか?

核拡散防止条約のレベルまで戻せという要求を北朝鮮に出すこと。

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(2012年の北朝鮮の軍事パレード、時事通信社)