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『北朝鮮ミサイル』列島大騒動(~_~;)

日刊ゲンダイデジタル(2/8)に北朝鮮ミサイル列島大騒動と言う巻頭特集が載っていました。この記事の中での、軍事評論家の田岡俊次さんの発言を取り上げながら、北朝鮮ミサイル問題について再度、考えます。

ポイント】
❶米国はミサイルではなく人口衛星と認定〜本当に危機か、疑問⁉️
❷日本政府の狙いは、PAC3が役に立っているということを示すこと。
❸ありもしない危機をあるかのように見せかけ、軍拡、憲法改正に利用しようとしているのでは?


そもそも「打ち上げたもの」は何か?
    本当に日本にとって脅威か?(軍事面から状況分析)

日本政府も読売新聞などメディアも「北朝鮮が事実上の弾道ミサイルを発射」と言って脅威を煽りました。
しかし、発射直後に、アメリカ国防総省が「長距離ロケットは宇宙空間に到達した」と発表。米戦略軍統合宇宙運用センターは「ロケットから分離された2つの物体が地球周回軌道に乗り、うちひとつは衛星とみられる」としています。したがって、これはミサイルではなく、本当に人工衛星だといえます。

田岡俊次氏(軍事ジャーナリスト)
国連安保理の決議2087(13年1月23日)などが何度も北朝鮮に対し、『弾道ミサイル技術を使用したいかなる発射、核実験もこれ以上は実施しない』ことを求めている以上、今回の人工衛星打ち上げがそれに違反している。

しかし、日本で『人工衛星打ち上げと称する弾道ミサイル発射』と報道されているのは政府のミスリードだと思う。北朝鮮地球観測衛星、すなわち偵察衛星を上げようとした。
『弾道ミサイルと衛星打ち上げロケットは技術的に同じ』といわれますが、それは旅客機と爆撃機が基本的には同じというレベルの話。今日ではロケットも分化が進み、目的による違いも大きい。
今回の『テポドン2』型のように、高さ67メートルもの塔のそばで、2週間以上もかけて衆人環視の中で組み立て、燃料注入に3日もかかる代物は、弾道ミサイルに適していない」(田岡氏)


日本政府の狙いは、PAC3が役に立っているということを示すこと。
日本の軍事力の展開を見せること。
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呉の基地から出航した艦船上のPAC3(産経WESTより)(http://www.sankei.com/west/news/160204/wst1602040033-n1.html)

今回発射されたのは人工衛星なのに、日本政府は「ミサイル発射」と称して破壊措置命令を発令し、東シナ海と日本海に迎撃ミサイルを搭載したイージス艦を展開。都内とその周辺や沖縄県内に地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」(PAC3)を配備するなど厳戒態勢を敷きました。いたずらに北の脅威を煽り、“ミサイル”発射を好機として対応しているように見えます。

防衛省はPAC3を沖縄の先島諸島にも配備しましたが、テポドン2が順調に飛行すれば日本領域には落ちないから、迎撃の必要はない。逆に故障した場合も撃ち落としようがないのです。超高速の弾道ミサイルに対する防衛では、相手の放物線を計算し、『未来位置』に向け発射するのですが、故障して不規則な飛翔をする目標の未来位置は予測不能だからです。

このように「役に立たないものを、はるばる運び込んだ理由は、沖縄県民に“自衛隊が守ります”と宣伝し、辺野古の飛行場建設や宮古島石垣島への自衛隊配備の地ならし工作なのか。あるいは、すでに1兆3000億円も投じた弾道ミサイル防衛が役に立っているような印象を国民に与えるための“展示訓練”かと苦笑せざるを得ません」(田岡俊次氏)


危機があるなら別の所にあるそうです。
北朝鮮旧ソ連の潜水艦発射ミサイルを基礎にした弾道ミサイル「ムスダン」を持っている。これは12輪の自走発射機に乗せ、山岳地帯のトンネルに隠して、10分ほどで発射できるようにして待機しているという。射程は3000キロ以上だから、日本を確実に捉えている。これこそが本当の危険だという(田岡俊次氏)。


❸そもそも、北朝鮮ミサイルは、戦時や緊張が高まった際、即時発射も移動も不可能なミサイルは、発射準備をしている間に、航空攻撃などで簡単に破壊されてしまう。そんなミサイルを世界に見せるほど北朝鮮は愚かか?
彼らは抑止力理論を意識している。実力を理解した上で米国、日本に見せているのではないか?
つまり、米国支配層との駆け引きをしているのではないか?


他方、防衛省自衛隊の観察者はそんなことは十分知っているでしょう。
それにもかかわらず、日本政府は、 日本全部に軍事力の展開をしてみせた。国会の開催中でもかまわない。反対する勢力の状況を精査していると思います。
自衛隊はpac3を配備して見せました。
 自衛隊は、役に立つ、3・11に向けて再度、憲法改正を盛り上げ、参議院議員選挙を有利にしようとしていると思います。

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戦争ごっこだ。PAC3


(参照)
日刊ゲンダイデジタル
産経新聞WEST(2/8)《動画有り》