〈防衛大臣記者会見 2/2〉防衛予算の仕組み

防衛省は、防衛大臣の記者会見を定時に行い、その場で防衛大臣「発表」を行い、記者との「一問一答」のやり取り行っています。その記録を防衛省のHP上に掲載しています。

この記者会見の模様は、とても《役》に立ちます。
ここで役に立つ、という意味は、一つ目は、当然、防衛省がなにを考え、実行しているか多少でもわかることです。
二つ目は、新聞記者の関心・意思、そして紙面が防衛省(大臣)の発言をそのまま垂れ流しているか、という取材側の状況がわかることです。
読売新聞は防衛大臣の発言をまとめて垂れ流しの傾向が強いです。
産経新聞は、たとえば、広島県・呉から海上自衛隊の艦船が出航するとなるとその《勇姿》、《国防に役立つ》ということを〈教える〉ために、積極的にPAC3(対ミサイル砲)を載せた艦船を上空から写したビデオを撮影しWEB上で流します。これは、「国防意識」の強い産経新聞のことですから、これらは、「秘密」に属さない、という判断でしょう。ということは、実際に使うことはない、という、ただのお飾り、という判断でしょうか。

各新聞記者(会社)の姿勢がわかります。

⭐️⭐️     ★★★★

2月2日の記者会見では、軍事(防衛)予算の組み方について、質問がありました。
新年度(2016年度)の概算要求で落ちた分が、今年度の補正予算に入れてある、という点です。
《問題点》
⑴ 意図的に軍事予算の増加を隠すものです。
GDPが上がるように見せかけている。〜見せかけのアベノミクスの「前進

⑴予算として、非常に不明瞭になる。
基本的に、来年度で調達するべきものを落とされたからといって、それを今年の補正予算で取るということは、本年度の補正予算と来年度の本予算、一体化しているということで、非常に予算としては不明瞭だし、国民、納税者に対して分かりづらい話になるのではないか。

基本的に補正予算というのは、元々想定していなかった、例えば原油が上がったから燃料代が増えてくるとか、災害があったからその災害派遣の人件費が増えたとかというように対応する、あくまで突発的に起きた事態に対応するもののはずです。

その原則を崩して軍事予算増強を隠すていると思われます。

⑵ (記者)「補正予算に関して調べたところ、ほとんど、国産のものばかり買われているわけですよね。これは、いわゆる公共事業的な、国産品を買うことによってGDPを底上げするというようなそういう意図があるのではないでしょうか。それとも、国家予算自体が、本来本予算で要求するものを補正予算に逃げさせて、本予算を小さくするものではないか。例えば、今の3点何兆円の補正予算が今年成立したかと思うのですが、これを入れてしまうと国家予算、実質的に例えばこれで本来本予算で買うものが入っているとするならば、100兆円を超えてしまうような話になると思うのですが、それを敢えて小さく見せるために、予算編成はしているのではないかというふうに思うのです」


⭐️⭐️⭐️
鋭いツッコミです。
どこの記者かわかりませんが、頑張ってください。

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軍事大臣(防衛大臣)中谷元
(2016・2・14 / 22:30up)