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日本における〈当面の〉三つの道と雑誌『正論』4月号、『第三文明』4月号

産経新聞社が出している『正論』の4月号に「論客58人に聞く 初の憲法改正へ、これが焦点だ〜緊急事態条項か9条か、それとも…」という特集が組んである。
同時に、同誌は「北の核ミサイルと日本の危うさ」(西岡力 西尾幹二)、「近づく尖閣危機の本番」(湯浅某)という論稿を掲載している。
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(読売新聞3/1)
(👉 因みに、『正論』3月号 については、下記参照ください。)
これらの「議論の立て方」は相変わらずだ。
一方で「北朝鮮・中国による危機」の演出、そこから「防衛」するため他面で国家機能、国家権力の強化。国内的に憲法「改正」日本自衛隊(=軍部)の強化・対外的に軍事と経済構造TPPの強化を主張。
そして国家主義者の描いた《絵》の土俵とその枠から少しでもハズレるとぶった斬り。民族的純潔(純血)性の追求。「個人」を重視する考えは、拒否。前も書いたが、国家主義者は、軍事問題と強姦、拉致、殴られるという言葉、状況を結びつけたがる。スグ「強姦される」って言う。だから、軍隊で守れって言う。いつぞやの国会議員はそう言った。サスガにマズイので今、自民の政治家や表メディアでは言わないが。青山さんや桜井よしこさんは今も、ハッキリそういうことを言ってる。

十年一日と言うが、私が(私も)見てきた、「ソ連脅威」論や栗栖統幕議長や中曽根康弘氏の頃のやり口とホントに変わらない。変わったのは、役者だけだ。役者も最近は大根ばかりと感じるのは、こちらが年をとりヒガミっぽくなったせいか、目が肥えたせいか?しかし、本質は1970年代と変わらん。三十年一日か? 四十年一日か?多分、もっと昔からか。

⭐️⭐️⭐️
三十年以上前、(多分、実はもっと前から)、『当面』の日本の方向性として3つのルートが考えられてきた。業界用語を使うとメンドくさいので、大雑把に行く。

一つ目の道は、「靖國大好き、アジアはゲス」路線。国内的国外的に抑圧・強国路線。
二つ目の道は、大儲け大好き作戦。一部では(大部分?)米国「支配層」大好き路線。
三つ目の道は、平和・平和共存、自主・自立。ちょっと大企業は儲かんないけど、国民全体がシアワセならそれでもいい作戦。

戦後〈日本〉の置かれた状況は、米国という資本主義大国とその仲間たちが輪っかを作っている輪っかの内側にあった。(今も。)。中心は当然、ニューヨークとワシントン。そこを中心に世界を見る見方。その外延は、東は東南アジアベトナム東シナ海、韓国(朝鮮半島南部)、ウラジオストク樺太、アラスカを結んだなだらかな曲線に及ぶ。
日本列島はそのニューヨーク・ワシントンを中心として見た内側。東のはじっこ。Far east。
そうするとその外側(ソ連、中国、北朝鮮半島)は、「蝦夷」(えみし)=敵。だから軍隊・抑止力なる観念によって「防衛」部隊を作って「守る」…。

まだその見方は変わらない。
こんな感じでしょうかね。
『正論』4月号は、上の第一の道の中核部分。
安倍首相(日本支配層の〈顔〉)は、上の第一と第二を操り(本人のつもり)、なんとかやってる。

⭐️⭐️⭐️
あっちもこっちもぶった斬ってたのではトモダチをなくしますが、でもやっぱり、もう一言、言いたい。
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昨日(3/2)の『第三文明』の新聞広告を見たら、ぶったまげた。
『第三文明』は、創価学会公明党系の雑誌です。特に創価学会青年部の一部が愛好する雑誌です。

この特集の中で、まあ、「未来を切り開く政治」は、いいですよ(どっちでも)(笑)。

前から「革新自治体革新政党」批判を強めていますが、笑うのが、「経済学を知らない革新政党に経済政策を語る資格はない」というタイトルの論稿です。
ポイントはここです。前からこの特集をしていますが、まだ、やってる!シツコイ。なぜか?

ぼくは、「革新政党」、「革新」に今となっては大した思い入れはありません。
しかし、その功績は「大きい」ものです。実は第三文明の立場はそこの支持者、「革新政党」支持のメンタルがあった部分もあるのだろう。(もってまわった言い方ですが)。
それが、『第三文明』は、「革新政党革新自治体」批判はいいとして、というか、今更、こんな批判自体に意味はない。だが、シツコクなぜか、この特集をやっている。なぜ?

公明党『第三文明』周辺で、旧「革新自治体」研究者などを排除するためにやっているのではないか、と思われる。

つまり、創価学会公明党「内」革新自治体の思想の支持者、人間を排除にかかっている。
庶民の生活の味方を標榜していた公明党創価学会(特に青年部)、平和を大事にしたい創価学会婦人部が、〈安保法問題〉、経済政策の面で〈日銀黒田路線・浜田氏=アベノミクス〉の路線と抵触するので、抵触する連中を切りにかかっている。

つまり、上記の第三の路線の残党を排除して、第一、第二の路線を強化している。

とりあえず、昨日までの感想です。
さて、自分はどうするか?