〈尖閣諸島防衛構想〉を批判する ⑴

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(写真の引用元は下記、米国のDefense News)
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一、まず〈3/22中谷防衛相記者会見〉から
1、中国に対する軍事的対応の一つで、「島嶼防衛」構想・計画の一環である与那国島への陸自配備が正式に3/28からなされる。
この点につき防衛相記者会見で中谷防衛相に対して記者から質問されている。(おツイショ的質問だから、防衛省(政府)広報担当新聞者の記者だろう。)

2、〈記者〉来週28日に与那国島で新しい沿岸警備部隊が新編されますけれども、この狙いと意義を。
〈中谷防衛相回答〉
これは既に、防衛大綱、また中期防に記している。
自衛隊配備の空白地帯となっている島嶼部への配備によって、島嶼部における防衛体制の充実・強化を図る。
❷ 沿岸監視部隊、また初動を担任する警護部隊の新編等によって、南西地域の島嶼部の部隊の体制を強化する、こういった沿岸監視部隊の任務というのは、わが国の領海・領空を、境界に近い地域において、付近を航行、飛行する船舶、艦船、飛行機を沿岸部から監視をして、各種の兆候を早期に察知をする。
❸ 与那国の地理的環境を踏まえて、沿岸警備機能等、独自に保有する約150名規模の部隊を平成27年度末に新編・配置する予定で、中期防等に基づいて配備をされる。
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3、この点につき、私は既に記事にしている。(但し視点は違う。)
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、そもそもこの対中東シナ海〈防衛構想〉が疑問なのは、中国が尖閣諸島に上陸してくる(領有権を侵害するおそれがある)から、これを日本軍事当局が軍事的に「防衛」するという発想自体だ。
仮に中国が軍事的に日本に攻撃を仕掛けてくるというのであれば、こんな島でなく、例えば、原発攻撃や九州、と言うより東京を狙い攻撃支配する方法を考える。こんな部分的攻撃がくると思料し、島で騒ぐのは軍産複合体の机上計画でしかない。私が見た日本右派の人たちの意見も同じだ。この机上計画に疑問符をつけている。
にもかかわらず、このような無様なオペレーションを想定するのは軍産複合体や別の政治的意図しかないと思われる。ソ連が北海道に攻めてくるというキャンペーンが昔散々張られたことと同じだ。三菱重工の戦車の売り込みのためだった。ソ連が北海道を占領しても、ソ連にとって政治的・経済的・軍事的意味がないのを軍事当局は一番知っていた。しかしその反ソ連キャンペーンを張った。
今回も同じだ。尖閣諸島を占拠する軍事的意味はない。むしろ尖閣諸島上陸は中国(軍)にとって危険な賭けになる。
今回の中国が侵略してくるというキャンペーンや「尖閣諸島防衛構想」の政治的意味や軍事関係者の存在をかけて彼らが行うことの意味を捉える必要がある。
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、これに関して米国発の興味ある記事があった。
http://www.defensenews.com   《Defense News》より
『Japan Extends East China Sea Surveillance
(日本は東シナ海に監視活動を拡大している)』

この記事の中で「山本雅史大佐」(Defense Newsの表記が「大佐」になっている)が東シナ海の「防衛」について、米国でおずおずと語っている。
この内容の検討は、続ける。今日はここまでです。
《Defense News》


〈防衛相記者会見〉