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〈航空自衛隊 元空将・織田邦男氏論文〉⑵ どこが問題か。

航空自衛隊 元空将・織田邦男氏の論文の検討を続ける。

第1回は、以下参照。

〈航空自衛隊 元空将・織田邦男氏論文〉⑴ どこが問題か。 - かえる日記

織田邦男氏は「東シナ海上空において、中国軍機が空自スクランブル機に攻撃動作を行った」と前記論文で述べている。そしてこの行為は、中国が「軍事行動を開始した」ものであるという主張をしている。

 東シナ海で一触即発の危機、ついに中国が軍事行動 中国機のミサイル攻撃を避けようと、自衛隊機が自己防御装置作動 | JBpress(日本ビジネスプレス)


1 はじめにつぎの2点について検討する。
織田邦男・元空将が、現職の空自関係者などから情報提供を受けるなど情報収集行為および論文作成・公開行為が自衛隊法などに規定する守秘義務違反に当たらないか。


織田邦男・元空将がこの論文を公開した意図はどこにあるか。

これらが論点になることは既に指摘してある。

 

2 この2点が重要な論点だということは、以下の空自OBのブログからも、よくわかる。このブロガーの方は、既に空自を退職し、ブロガー、小説家のようだ。そして軍事関連のブログランキングで3位になっている(2016・7・1の時点)。そこでこれらの論点につき、空自OBのブログから検討する。


『元空将発表は確信犯   現場の危機感と乖離する政府の認識』

数多久遠のブログ シミュレーション小説と防衛雑感

 (要旨)

自衛隊法その他法令上の守秘義務違反について。
「織田元空将はOBであり、今月(6月)に入って発生したこうした事態について、本来、防衛省自衛隊が発表した以上の事を知る」立場にない。それにもかかわらず、 「これを公表したことにより、織田元空将、及び彼に話した現役自衛官は、自衛隊法及び秘密保護法によって訴追されてもおかしくない。当然、織田元空将は、その事を承知した上で書いた。つまり確信犯だ。」
守秘義務違反・訴追覚悟で「確信犯」として公開した意図・理由について。
「空自創設以来初めての、実戦によるドッグファイトであった」 「パイロットは当然として、管制を行う那覇DC、恐らく開設していただろう南西航空混成団のSOC、横田にあるAOCC、COCとも、恐らくパニックに近い状況だっただろう」。「スクランブル機が、撃墜されるかもしれない状況だった」。

「今回の事例は極めて深刻な状況である。当然、政府にも報告されているはずなのに、特段の外交的対応もなされておらず、ニュースにもなっていない」。「こういった危険な挑発行動が単発的、偶発的に起こったわけでなく、現在も続いている」東シナ海の上空での状況は、海上での中国海軍艦艇の動きとは比較にならないくらい大変危険な状況である。政府は深刻に受け止め、政治、外交、軍事を含めあらゆる観点からの中国サイドに行動の自制を求めるべきである。しかしながら、その動きは鈍い。
「現場の危機感を政府が共有していない」。そこで「織田元空将による発表は、この政府が危機感を共有していないことを明らかにすることが目的だった」。 「空の戦闘は、理解し難い物」だ。「特に、ミサイルが主力となっている現代の戦闘は、尚更だ」。「中谷防衛大臣をはじめ、政府関係者には、理解してもらう必要がある。」故に織田邦男元空将は上記論文を書いた。(要旨、終わり)。

 

 

pikoameds.hatenablog.com

《参考》陸自自衛隊員の守秘義務違反行為について。

pikoameds.hatenablog.com