『空爆の歴史ーー終わらない大量虐殺』(荒井信一著)を読み直す⑴

昨日このブログで、『航空自衛隊がステルス戦闘機を総額4兆円で買う計画、進行中』と書いた。

航空自衛隊の次期戦闘機〜ステルス戦闘機選定作業の現状と日米の軍産複合体の動向 ⑴ 


でもそもそも『戦闘機』って、何のためにあるんだ。『戦闘機』で戦闘行為をして何するんだ。

オマエラの言ってることをマトモに読んでると、オレのアタマが狂って来るわ。それともオレのアタマが狂っているのか。オレが狂人か、オマエラが狂人か。こんなことに関心を持った(持たざるを得ん)オレも••••だ。救いようがない。この世界に組み入れられると救いようがない。

空軍/空軍力/航空戦/制空権
例えば、こんなキーワードでチョット調べてみろ。世界が狂っているのが判る。イヤ世界が狂っていると思うオレが狂っているのか。オマエラは「基地内」にいるつもりか。

航空機を使った国家の「戦争行為」はどのように始まったのか。その意味は何か。

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そこで今日はそんな問題意識から、『空爆の歴史ーー終わらない大量虐殺』(岩波新書)から学んだことを書く。
この本は2008年8月に出ている。コレが出た時、かなり注目された。

著者は荒井信一。荒井信一は1926年(昭和元年)生、1949年大学卒業。西洋史、国際関係史専攻。

 

アメリカでライト兄弟が飛行機を発明したのが1903年。
ヨーロッパ・中東で、イタリア・トルコ戦争が起こったのが1911年〜12年。
その戦争では、イタリア軍がトルコに飛行機を派遣して空爆を行った。オスマン帝国の制圧と支配のための戦争で空爆がされた。


アジアでは、日清戦争の後、中国に対する支配・市場獲得目的での「中国分割」の戦争が行われてようとしていた。
第一次世界大戦は1914年7月に始まり、日本は日英同盟を根拠にドイツに宣戦布告(1914年8月)。中国・山東半島にあったドイツの権益を奪うために、日本軍は山東半島の青島(チンタオ)に5万人も出兵。青島戦争だ。この戦争で日本軍は空爆を行った。この空爆は日本軍にとって教訓そ得、意味があったようで、1919年には陸軍航空学校が開設されている。

このような航空機による『空爆』という方法の「戦争」が始まったのは20世紀初頭からだ。では、この『空爆』から人類はどんな教訓を得たのか。

まずイタリアの将軍ジュリオ・ドゥーエは著書『空の支配』で次のように述べている。

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 ジュリオ・ドゥーエ - Wikipedia

 

「巨大な帝国」は『空爆』によって圧倒的な力で「敵の戦意」を直接喪失させ、経済活動を破壊することができる。つまり空爆によって民衆がパニックに陥り自己保存本能から早く戦争を終わらせろと要求し出す。住民の戦意を挫きテロ効果があるので無差別爆撃が有効だ主張された。「長期的には流血が減るから未来戦は、今までよりもはるかに人道的だ」。住民密集地域に高性能爆弾、焼夷弾、毒ガス弾で攻撃する方法があると言っている。

イギリス国防省の報告でも航空機が最新兵器として植民地戦争における多くの可能性」をもたらしたと評価している。

第一次世界大戦後の1918年、イギリスは空軍を独立させ『王立空軍』を創設した。そして「空からの統治」が図られた。
この戦略は維持されてきた。(つづく)