〈来年度防衛予算〉夏の終わりと軍事予算(第1回)

今年の夏が終わるとともに、来年度(2017/平成29年度)の「防衛予算」の作成が進んでいます。

去年は『軍事行動拡大法』(戦争法/「安保法制」)の審議と五輪エンブレム問題で「忙しい」夏でした。今年の夏は彼らが調子に乗って、それでいて恐るおそる軍事行動(準備)の拡大を進める夏でした。

〈駆けつけ警護〉南スーダンでの自衛隊の軍事行動反対❗️戦闘準備反対

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8/6航空自衛隊の戦闘機、低空飛行訓練

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そんな夏が終わりに近づき、防衛省から、来年度の軍事費の予算要求がなされています。


今日は来年度の軍事予算について検討する前に、簡単に今年度(平成28年)の軍事費(「防衛費」)について検討しておきたいと思います。

👉平成28年度(2016)防衛省予算(防衛省HP)


今年度の軍事予算は約5兆540億円。昨年度に比較して1.5%増加している。
予算全体96兆7200億円(一般会計総額)
(政策経費73兆1090億円)
社会保障費31兆9700億円
軍事費    5兆0541億円
政府開発援助    5519億円

次の特徴がある。
❶軍事費は「史上初めて」5兆円を超えた。
❷第2次安倍内閣が発足して以降、4年連続して軍事費が増加。
❸対中国「防衛」を口実とした軍事力増強。
❹軍事予算の中には、在日米軍に対する負担金(米国の世界戦略の負担金)の支払い。

項目別にみる。

まず、陸自関係では、オスプレイ(垂直離着陸機)4機で447億円、水陸両用車11両で78億円、機動戦闘車36両で225億円など。


次に、航空自衛隊の関係では、ステルス戦闘機6機で1084億円、新型輸送機の取得費など。


そして海上自衛隊の関係では、イージス艦1隻1734億円、潜水艦そうりゅう1隻で636億円の建造費などが含まれていた。


対米協力、米国軍事維持費では、つぎのとおり。

普天間飛行場辺野古移転費用を含む在日米軍再編費用に1766億円、辺野古周辺の直接補助金7800万円。また、在日米軍駐留経費の日本負担部分として1920億円が予算化された。

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まず、軍事費が初めて5兆円を超えた、という表現は実は正しくないのです。なぜなら前から実質的には、「超えていた」からです。(第2回以降で述べます。)

軍事費は単年度でなく継続的にみる必要があります。そうすると軍事費は相当膨らんでいます。

また、軍事戦略、仮想「敵」との関係、地域情勢全般、軍産複合体の動向(個別軍事企業、軍事産業全体、米国軍事産業の動向)、陸自と空自の対立(ミサイル欲しい病と戦闘機バカの戦い)など勘案する必要があります。

根本的には、日本の支配力と世界戦略やアメリカの支配力と世界戦略の関連で検討し、対抗策を考える必要があります。(当然、われらが巨大資本主義・軍事を解体させる「対抗」策は簡単にありません。しかし考え模索したい)

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