〈東京・足立区の柳原病院・医師不当逮捕事件〉裁判所は無罪推定原則を徹底させろ。これは憲法問題だ❗️

   最新情報です。本件において医師は起訴されました。

    東京・足立区の『柳原病院・医師に対する警視庁の不当逮捕事件』について、再再度書きまます。

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    私は被疑者・弁護人、その他柳原病院の関係者と全く無関係なので、この「被疑事件」について詳細を知り得る立場にありません。
    そのため現時点での被疑者・家族、柳原病院関係者、救援対策関係者、弁護人がどのように動いているのか全く知りません。
    そこで柳原病院の「声明」、江川紹子氏の記事などを基礎にして、刑事事件の普通の手続きからだとこうなるだろうというところを書いておきます。

    そして最後に筆者の原則的要求を述べておきたい。



    今日9月10日現在で、8月25日の逮捕から16日が経っている。逮捕令状による逮捕・拘束が72時間(3日間)、その後の勾留が最大20日間だ。だから現在勾留中のはずだ。

    9月5日東京地裁(高島剛裁判官)が勾留理由開示が行われた。だから被疑者の医師が外部と連絡できるのは基本的に弁護人との接見交通権の行使だけだ。

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    そして本件は不当逮捕、違法・違憲の逮捕だと筆者は考える。

    逮捕の理由となった被疑事実はこうだ。
    医師(40)は、本年5月10日ある女性患者の乳腺腫瘍摘出手術を行った。
    手術直後、4人部屋の病床に女性患者は移された。
    患者はその後35分くらいの間にその女性患者は、その医師にわいせつ行為をされたと後日、職場の知人に話しその知人の男性が、110番通報をして東京都の千住警察署が捜査開始。

 

    医師側は、病床の案内をしたり、資料の提出などをして医師、柳原病院は捜査に協力した。それにもかかわらず、8月25日、警視庁・千住警察署は医師を突然、逮捕した。

    被疑事実は手術後、意識が完全でなく朦朧としている間に、医師が「わいせつ行為をした」というのであるから、「人の心神喪失(しんしんそうしつ)もしくは抗拒(こうきょ)不能に乗じ」「わいせつな行為をした」という準強制わいせつ罪(刑法178条前段)に当たるというものだ。


    しかしこの被疑『事実』は手術を受けた女性患者の「訴え」を基礎にしているものだが、その訴える「事実」そのものに疑問がある。
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被疑者・弁護人が先日の勾留理由開示請求裁判で主張したことを以下書いておこう。

(江川紹子氏の記事から引用)

〈柳原病院医師不当逮捕事件〉江川紹子論文紹介。医師は否認している。裁判所は捜査段階でも推定無罪の原則を徹底せよ。 - かえる日記



「弁護人意見の要旨は次の通り。
1)   本件は、被疑者が罪を犯したと疑うに足りる相当な理由はなく、むしろ無実の事案である。


2) 麻酔として、笑気ガス、セボフルラン吸入麻酔薬、プロポフォールペンタゾシン、ジクロフェナクNa坐薬を使用した。術後、医師ともう一人の医師が付き添って、入院病棟に戻った。その直後に、 A子さんが目を閉じたまま「ふざけんなよ」「ぶっ殺してやるからな」など小声で言うのを看護師が聞いているなど、麻酔の影響による幻想・妄想があった。全身麻酔の患者が、手術後、半覚醒状態の時に妄想や幻覚を見ることは、ままあることだ。


3)   病室は4人部屋で、カーテンで仕切られただけで、声や音、気配などは容易に伝わる状態であり、他の3床には患者がいた。


4)   1回目の犯行があったとされる時間帯、医師は手術室で記録を書いていた。ごく短時間、この病室に行ったが、その際には一緒に手術を担当した別の医師と看護師2名がいた。


5)   2回目の犯行があったとされる時間帯には、医師は他の病室にいて、別の患者を診ていた。


6)   病室には15分ごとに看護師が定時巡回していたほか、患者からナースコールがされるたびに、頻繁に看護師が病室を訪れていた。1回目の犯行があったとされる時間帯にも、ナースコールがあった。ナースコールは看護師の携帯電話と連動しており、自動的に時刻が記録される。ナースコールのボタンはA子さんに握らせていた。


7)   2回目の犯行があったとされる時間帯の後、医師がA子さんの病室を訪ねた時、ベッドサイドにA子さんの母親がいた。医師が「ちょっと診ますから」と言うと、母親はカーテンの外に出て、そのすぐ側に立って待っていた。診察に要した時間は20秒以内。触診したのは手術をした右胸だけである。その間、ナースコールはなかった。医師が部屋を出る際、看護師が定時の巡回を行っている。この後、医師は病室には寄っていない。


8)   医師は、手術前にマスクをつけていない状態で、手術する右胸の写真を撮ったり、手術部位のマークをつけたり、術後も触診をしたりしているので、唾液の飛沫やDNAが付着したりすることはあり得る。


9)   すでにA子さんの左胸の検体は採取が済み、病院に対しても2度の捜索差し押さえが行われ、隠滅するような証拠は残っていない。警察は、少なくとも平成28年7月から8月25日の逮捕に至るまでの間、医師を尾行しており、同医師がA子さんに接触していないことも明らかである。


10)   妄想によって患者が被害を申告するだけで医師が逮捕されるという事態が許容されれば、男性医師の萎縮を招き、医師減少、診療差し控え等で女性関係の医療現場は重大な打撃を受ける。」
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    警察・検察・裁判所は推定無罪の原則で行動すべきだ。そのうえで患者・「被害」者の訴えを吟味すべきだ。市民は警察・検察・裁判所に対して日本国憲法31条適正手続き、38条の被疑者に対する自白強要の禁止、など適正・厳格・厳正な刑事訴訟の適用を要求する。

 

    今日9月10日現在で、8月25日の逮捕から16日が経っている。逮捕令状による逮捕・拘束が72時間(3日間)、その後の勾留が最大20日間だ。だから現在勾留中で、9月5日東京地裁(高島剛裁判官)が勾留理由開示が行われた。だから被疑者の医師が外部と連絡できるのは基本的に弁護人との接見交通権の行使だけだ。
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  なお、来る9月12日は昭和24年(1949年)引き起こされた『松川事件』(被疑者20名、一審判決死刑5名)において昭和38年(1963年)無罪判決が最高裁で勝ち取られた記念すべき日である。「被疑者」とされた医師、家族、弁護士諸氏、病院関係者、(さらに誤謬を含むとはいえ患者にも)に対してこのことをお伝えしたい。

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《柳原病院》


 

 

 

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