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〈柳原病院非常勤医師に対する起訴・裁判〉柳原病院の声明に接して

    東京都足立区の柳原病院、非常勤医師不当逮捕・起訴について、私は、8月30日以降、5回にわたり書いています。(関連記事は右肩のタグから見られます。)

    最後は9月19日です。

    被告人の関係者である柳原病院が以下の『見解』をHPに掲載しています。前回調べた時にはこれを見つけられなかったので私は見ておりませんでした。本日、江川紹子氏のツイッターで知りました。(Shoko Egawa (@amneris84)、Twitter 9/20付け)

    既に書きましたが、医師に対する検察官の起訴により今後、東京地裁で公判に入ります。

    私は、江川紹子氏と同じく、検察に対して『手持ち証拠開示』しかも『直ちに全面開示』を求めています。検察が自信をもって起訴したのであれば、『全面開示』できる筈です。他方、被告人とその関係者は、「証拠破壊」はできません。また、新規捜査も不要でしょう。故に最高裁の判断基準に従っても、検察は『直ちに』『手持証拠の全面開示』をすべきです。また、検察(捜査機関・訴追者)は刑事訴訟の鉄則から、被告人が完全に「有罪だ」ということを立証するよう強く要求します。

    また、東京地方裁判所は女性患者、そのご家族(側にいた患者のお母様)、看護師、他の医師、同室の他の患者さん、その他必要な「証人」に対する証人尋問、現場検証など、証拠採取を厳格に行うべきです。東京地裁には、十分な審理と刑事訴訟の鉄則!に従った判決をするよう要求します。

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    9月22日の深夜、看護師さんで術後の管理を担当されているという方から、私のブログ宛てにコメントをいただきました(公開済みです)。全国の医療関係者、看護師さん、医師、患者、市民が強い関心をもって本件を見つめています。

    看護師さんは「せん妄状態」での患者さんの状況などよくご存知だと思います。是非、研究会(勉強会)或いは個別に事例研究など検討して頂くことを心からお願いいたします。僭越ながら申し上げます。

    まず本件の『事実』を明らかにしましょう。また刑事訴訟の鉄則を守れと裁判所に伝えましょう。そして日本の患者、病院、看護師、医師の状況を明らかにしましょう。この裁判はその機会でもあります。特に患者さん、医療関係者の皆さんにこころから訴えます。検察がその機会を「与えてくれた」と考えましょう。

    最後に柳原病院利用の患者さん、被告人とされた医師、家族、柳原病院関係者は大変ご苦労だと思います。極めて細やかですが応援しています。とりわけ患者さん、患者家族の皆さん、利用者の皆さん、応援したいと思います。

 

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柳原病院HP  当院非常勤医師の起訴について|柳原病院[東京都足立区]

み な さ ま へ
 8月25日以降の一部報道の件につきまして、患者はじめ関係者のみなさまには
大変ご心配をおかけ致しております。
 当院非常勤医師の起訴に対して当院の見解をここに掲載致します。


関係者各位
2016年9月17日17時00分
医療法人財団健和会
柳原病院
1. 当院非常勤医師の起訴について
  2016年9月14日、東京地方検察庁は、8月25日に逮捕された当院非常勤医師に対し、起訴を決定しました。当院は、この起訴決定に抗議するとともに、医師を速やかに釈放するよう求めます。

2. 経過
 当院は、2016年8月25日付で「警視庁による当院非常勤医師逮捕の不当性について抗議する」との声明を発表し、医師逮捕への見解を明らかにしてきました。これに対し、当院には多くの医療関係者や患者の方々から、当院の見解を支持する声や、医師の名誉回復を願う声などの激励が寄せられました。
 この間警察は、二度にわたり当院への家宅捜索を行い、およそ事件に無関係な個人情報を含む二十数点もの資料を押収しましたが、嫌疑を裏付けるものは何一つありません。また患者に関わった当院医師と看護師が、期日前証人尋問に応じましたが、逮捕された医師に何ら嫌疑がないことを証言する以外にありませんでした。医師も警察の取り調べに対して否認を貫きました。また、短期間に七百余名の方から早期釈放・不起訴を求める嘆願書が集まり、地検に提出されました。しかし、逮捕から21日間の勾留期間を経て、9月14日の起訴に至りました。起訴状の公訴理由は、これまでの逮捕勾留の根拠とされた被疑事実から時刻や行為の内容が大幅に変えられ、起訴ありきの考えをうかがわせるものでした。

3. 当院の見解
 現時点でも警察からは物的証拠は何も示されず、家宅捜査や証人尋問においてさえ、容疑を裏付けるものは何一つありません。改めて本件は、無実の事案であり、逮捕勾留は自白の強要を目的としたもので、起訴は客観的証拠に基づかない不当なものであると私たちは考えます。
 麻酔によるせん妄状態の患者証言のみを根拠とした医師の逮捕・起訴が許される事になれば、医療現場に混乱と萎縮を招き、正当な医療行為や診療行為に大きな制約が付され、ひいては患者に重大な不利益が生ずることになりかねません。
 この様な社会的にも大きな影響を及ぼす起訴決定に強く抗議し、医師の速やかな釈放を求めます。

4. 皆さまへ
 医師逮捕の報に触れ、皆さまにご心配とご迷惑をおかけしていることに深くお詫びを申し上げます。私たちはより一層、患者さんの療養環境や医療安全の充実に鋭意努力するとともに、医師の名誉と信頼回復のために早期釈放と無罪判決に向けた取り組みをすすめてまいります。
 またこれまで、全国から当院並びに医師への激励や支援をお申し出いただきました医療関係者、弁護士、患者をはじめ多くの皆さまに感謝申し上げ、引き続きご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


以上

問合せ先

東京都足立区千住曙町35-1 電話 03-3882-1928
医療法人財団健和会
柳原病院事務長 窪田 光

 (太字アンダーラインは筆者によるもので、原文ではない)

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