検察は証拠を開示せよ。(+お知らせ)


http://blog.hatena.ne.jp/hitomi-0608/さま

本件に関心を寄せられている他の皆様
お知らせです。10/5 AM9:30現在、第1回公判期日は、決まっていません。東京地裁に確認しました。10/6/1200記

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    僕はこの前から、東京都足立区の『柳原病院・非常勤医師関根進さんの準強制わいせつ事件』について、何回も書いている。 この事案は現在、東京地方裁判所に起訴され、第1回公判が開かれるのを待つ段階だ。

〈柳原病院非常勤医師に対する起訴・裁判〉柳原病院の声明に接して 

「手術後のせん妄」…ある看護師さんの手紙から (東京・足立区柳原病院医師不当逮捕起訴事件によせて) 

    率直に言ってこの事案では、僕は警視庁(千住警察署)・東京地検の勇み足・前のめりになりすぎの何かを感じる。

    僕は何の調査も支援もできない。ただこのブログに書き留めて一人でも多くの人の目に触れるようにしておくことだけが僕にできることだ。僕のブログには毎日500〜600ビュー以上あるし、つい先日は900ビュー以上あった。この事案についてなお関心は持たれている。僕のブログを見に来てくれている人にこのことを報告しておきたい。

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    この事案では現在『証拠開示』が問題になっていると思われる。検察官・警察は手持ち証拠・メモを持っているはずだ。それを『全面開示』すべきだ。そもそも被告人・弁護側、被告人の家族が女性患者に接触して脅したりすかしたりして証言を変更させる可能性はない。つまり「証拠破壊」のおそれはないのだ。このことは警察はよく知っているはずだ。またもう事件捜査は終了していて「再捜査の必要」もないはずだ。結局、本件においては、最高裁判例に従っても証拠開示の必要性が高い一方、被告人の「証拠破壊」や「再捜査の必要」がない以上、証拠開示、しかも『直ちに全面開示』すべき事案だ。(この点、江川紹子氏がお書きになっている。ただ江川紹子氏は「直ちに全面開示せよ」という点にまで踏み込んでいない。

準強制わいせつで医師を起訴~広範な証拠開示が必要(江川紹子) )

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    僕が今日書きたいことは、ここから先だ。
(一部で)極めて有名な東京高裁判事・岡口基一裁判官がTwitter袴田巌元死刑囚の証拠開示の問題をつぶやいていた(9月15日)。

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    岡口基一裁判官は「一人の人間を45年以上も身柄拘束しておきながら、いまだにゴタゴタ議論を続けている法曹関係者達」と書いておられる。さすがに現職裁判官だからこれ以上はコメント・つぶやきはできないだろう。
    しかし、しかしである。僕は言っておきたい。

    この無実のプロボクサー・死刑囚・袴田巌の「事件」では静岡県警、静岡地検は平気で証拠をでっち上げた。そのでっち上げを静岡地裁も「見過ごした」。だから検察は証拠の開示をできない。検察は証拠開示をしたくない。岡口基一裁判官が言うように、「法曹関係者が『ゴタゴタ議論』」しているわけではない。検事は「ゴチャゴチャ」云うて時間稼ぎをし自分の担当の時に火の粉をかぶりたくないのだ。「先輩の」失敗を見過ごしておきたいのだ。


    さらにこの事件では救援活動がナカナカ上手くいかなかった(と僕は思う)。

    僕はこの『袴田事件』を1980年暮れ頃知った。その頃、最高裁で死刑判決が確定した。その前から、Tさんというジャーナリストが『無実のプロボクサー・死刑囚・袴田巌さんを救う会』を立ち上げた。Tさんは当時、三一書房から本も出されている。またKさんという弁護士がこの事案に協力していたはずだ。35年以上前、まだ20歳代で若かった僕も少しだけお手伝いをさせていただいた。その事件の大量の公判記録もコピーして読み込んだ。事情があって僕は救援会に行かなくなった。Tさんも救援団体、家族、日弁連などの方針の都合で支援に関与できなくなった。細かい経緯は知らない。だがそういう不幸があった。

    なお、Tさんは「日本における人体実験」の問題について徹底して追及されていた方だった。
    (袴田事件では、袴田巌さんが死刑判決を数度にわたりだされ死刑が確定した。しかし再審で無罪判決がだされたが、検察が即時抗告している。)

 

    話が脱線している。刑事訴訟における証拠開示制度は国家の(刑事)司法制度の根幹に触れる問題でとても難しい。率直に言うがこれは刑事司法の階級性と真実に関わる問題だ。法解釈だけでかたがつかない。社会のありよう、国家権力のありようと関連している。当然冤罪を問題とする集団にとっても大変な課題だ。同時に冤罪を問題にする団体自体に様々な課題が生まれる。東京都足立区の柳原病院非常勤医師準強制わせつ事件(関根医師事件)を担当する弁護士や柳原病院関係者の皆さんも大変だろうと思う。是非頑張って欲しい。

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岡口基一裁判官がTweetされている記事は以下で読めます。