兵法と人類愛・日本の憲法擁護

「兵法」の基本は三つだ。
⑴ 情勢把握。彼我の力関係の分析、この中には人心、物量、運搬路(兵站)なども含む。
⑵ 基本の目標、戦略、軸。
⑶ ⑵の目標、軸を実現するための戦術。具体的に実行する為の細目。

その際、
一つは味方の拡大・団結強化。
二つは敵の分断、ねじれ、敵の数を減らし質を劣化させ弱体化させる。
三つ目は中間層(どっちでもイイ、決めてない、関心がない、関心は高いがウンザリしている、それでいて自己の利益不利益に敏感な層) に働きかけ味方にする、少なくとも敵にしない。

こういうことが戦略や戦術の基本だ。戦争、政治の基本だ。

孫子の兵法』など、《兵法》や《戦術》に関して書いてあるもの、他人の話・経験談、読書記録、歴史物、マンガなど、有効で面白いものは何でも積極的に徹底的に読み学び自己の知見を拡げ、いまの自分の周りで具体的・現実的に徹底的に応用する。

このような戦術はマーケティングでも意識されているはずだ。例えば讀賣新聞の拡販や自動車の設計・販売、電通イデオロギー攻勢や小林麻央のことでもそうだ。在宅看護、看取りまでそうだ。国家運営でもそうだ。

 

実はこういう態度が憲法改悪反対、理想の憲法ないし憲法実現運動その他の運動において求められる。
これらは汚いことでも、くだらないことでもない。重要なこと。

一人ひとりの参加者が研究実行すべきだ。

 

但しもっと重要なことは、愛だ。人類の歴史、経験の中での 愛。支配=被支配を取り除こうという願いの実現だ。他方、細かいことは臨機応変、変化変更は柔軟にだ。
だが、《軸となること》がブレてはいけない。例えば、憲法であれば、本来憲法第1条から第8条、88条は削除すべし、という理論・運動を提起するのが筋だ。具体的には、憲法の第1章「天皇」の章は無くす、削除すべしだ。こういうことはブレてはいけない。しかし現時点でこのような関心を強く抱き、現時点の根本的困難が支配=被支配関係から来ていることを提起するのが大変だとしても、taboo にしてはならないし棚上げにしない方がいい。ただ議論が混戦しその混戦を敵につかれないようにするという配慮だけから、後回しにすることは有効だ。

一番重要なことは、愛だ。資本家の要求する偽の愛ではない。封建遺制的、階級的利益、特に独占資本が求める愛ではない。人類の進化、歴史の中での愛、道徳だ。

この文章を書いた後に、イダさんの文章に接した。主流秩序にどう抗するか、だ。とても参考になる。こころ打たれる。

アナンド・ギリダラダス「二つのアメリカの物語」と主流秩序 - ソウルヨガ

#1753

 

【0627/0009追記】

『イソップ寓話集』